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by Hirai_UMA
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終わった終わった

 やー、ここ2ヶ月の懸案事項だった「珍カンフーVS変ニンジャ激闘!まつり」が終わってほっとしました。どういうわけかイベント当日に限って東京にはえらい雪が降ったんですが、そんな中でもネイキッドが満員になったということで来ていただいた皆さん本当にありがとうございました。後で聞いた話によると、会場に入れなかったお客さんもいたそうで、そこのところはまったくもって申し訳ない。

 まあ、懸案事項だったとは言っても、オレは出演メンバーの中でもっとも楽な立場だったんで、この2ヶ月でやったことと言えばはただひたすらうちに置いてある忍者映画を見てただけなんですがね。副産物として忍者のディティールだけでだいたいどの映画なのか見分けられるようになったり、フィルマークのナレーションやってるおっさんの声が聞き分けられるようになったりしましたよ。しかしこの先この能力を使うようなことがあるんだろうか……。


 そんなこんなでバタバタしてた間にいろんなところで取り上げられちゃってるんですが、それでもうちが取り上げないわけにはいかないのが「石川賢の打ち切り虚無戦記」。われわれが言うところの「KEND」(注)の一覧表です。オレが大好きな「獣機隊二〇三」ラストもちゃんとある。これが最後に来てたり、「神州纐纈城」と「魔界転生」が並んで置いてあったりするところから見て、このページの製作者さんは実にわかってるなあ。ちなみにこういった打ち切り風ラストに対するケン先生自身のコメントを「神州纐纈城」あとがきから抜粋しときます。

(原作の国枝史郎「神州纐纈城」が未完で先が気になって仕方ないという話の後で)

 しかし、今こうしてみると、
「お前は人のコトが言えるのか、自分の作品を見てみろよ」
 そういう天の声が聞こえてくる。
 そうなのだ、自分の作品には未完が多いのだ。いや、多いというより、長編作品の半分以上は未完で終わっている(正確には数えてはいないが)。私も作品を作る時、先のコトはあまり考えない。その場のノリで話を進行させてしまうコトがほとんどだ。ストーリーは膨らむ一方、収集がつかなくなるコトがたびたびである。それが楽しくなる時もある。
 ……まさに伝奇小説と同じ手法ではないか。
 自分はあの日、国枝作品に影響を受け、纐纈城城主の奇病に冒された一人ではなかったろうか。今回、こうして本作品のコミック化にあたって、自分の原点は『神州纐纈城』にあったのではと、つくずく考えさせられる今日この頃である。


(注)「KEND」
KEN+END。「戦いはこれからだ!」「虚無戦記に続く」など、あまたある石川賢の打ち切り風エンディングのこと。提唱者:V林田


by Hirai_UMA | 2006-01-23 12:11 | 雑記