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by Hirai_UMA
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ホゲェ~~!!

 やっとのことで別冊宝島の「新日本プロレス崩壊の真相」読みましたよ。近所のコンビニに置いてあったのを確認してたんで油断してたら、いつの間にかなくなってるという別冊宝島マジックにしてやられたわけですが、今回公式を見て自分の認識の甘さを痛感しました。だってこれ、週6冊7冊平気で出てんですもん。あとで「日本軍人列伝」とかも探さんとなあ。

 まあそれはそれ。なんでオレが今回このムックを探してたかというと、我々のバイブルとも言える「プロレススーパースター列伝」の作画担当(原作は梶原一騎)であらせられる原田久仁信先生のインタビューがあるからですよ!梶原イズムあふれる泣かせるエピソードの数々と豪快な嘘……いや、あー、えーと、スーパーリアルフィクション(注)的なアレ?を織り交ぜ、トップレスラーの半生を描き、数多くの男子の胸に残る本作ですが、かくいうオレもmixiでの所属は「ガマ・オテナ道場」(注)になってるし、仕事の打ち合わせ中にファミレスでファンクスのエピソードを説明していたところ、自分の口から出てる話を聞いて泣きそうになるというエピソードを持つ列伝信者なので読まないわけにはいかないじゃないですか。…読まないわけには、いかないじゃないですか(噛んで含めるように)

 とは言っても細かいところまで書き写すわけにゃいかんので、とりあえず気になった話を抜粋しときます。

「アントニオ猪木談」のときの猪木の似顔絵は新日側が用意したもの。販促用イラストだったらしい。

アンドレがもともと木こりだったという話(山の上から見てもわかるぐらい物凄い勢いで木を切るアンドレ)は今回のインタビューまで信じていた。「違うの?(笑)」

でもメキシコの秘密特訓場「虎の穴」はさすがに信じてなかった模様。「とりあえず……、写真は見なかったよね(笑)」

とにかく出てくる悲鳴「ホゲェ~~!!」は原稿用紙にやたら強い筆圧で書かれていたため、「ああこれは大事にしなきゃいけないな」と思って描いていた。

ジャンボ鶴田編はジャンボ自身の直訴があって始まったが、梶原一騎も常々「ジャンボ最強説」を唱えていた。

 というわけで細かい話は買って読め。読むべきだ。それにしても初回の下絵まで描いてたのに連載中止になった(暴行傷害容疑での梶原一騎の逮捕により打ち切り)というジャンボ鶴田編はぜひ読みたかったなあ。ハンセン編に出てきたときもいい役だったしなジャンボ。



(注)ガマ・オテナ道場

 シンガポールの空手の達人ガマ・オテナ先生が指導する道場。弟子はたぶん万単位。ガマ・オテナ先生はブッチャー編でブッチャーに地獄突きを伝授しただけでなく、カブキ編で登場したカンフーの達人ウォン・チュン・キムの師匠でもあった。おそらくはスーパーリアルフィクションの範疇だが、「珍カンフーVS変ニンジャ」のときご一緒させていただいたNABEさんいわく「僕はいまだにガマ・オテナ道場を探してますよ!あと不死身仮面アズテカも」とのこと。ぜひ見習っていきたい。


(注)スーパーリアルフィクション

 みのもけんじ/原康史「プロレススターウォーズ」が掲げるジャンル名。馬場、猪木、長州、ウォリアーズにハンセン、ホーガンなど実在の人物を使いながら、日本市場侵略を狙う全米プロレス連合が日本連合と全面戦争を繰り広げるというストーリーで、洗脳されて暴れまくるホーガン、墓場の地下に潜むウォリアーズ、十字架に磔にされるシークとそれをぶん投げるアンドレと、いつ訴えられてもおかしくない豪快なキャラクター設定はいま見ても本当にすばらしい。特に巨大組織(コネクション)に通じているリック・フレアーの極悪っぷりは列伝に出てきた人と同一人物とは思えん。


by Hirai_UMA | 2006-02-07 01:01 | プロレス・格闘技